眼のアレルギー疾患

アレルギー性結膜炎とは

アレルギー目の表面に花粉やダニ等のアレルゲンが付着し、結膜に炎症を起こす病気をアレルギー性結膜炎といいます。花粉症等、特定の時期だけ症状があるのが季節性アレルギー性結膜炎、季節に関係なく一年中症状が現れるものは通年性アレルギー性結膜炎といいます。

アレルギー性結膜炎の原因

本来、免疫反応は、細菌やウイルス等人にとって有害な異物を排除して身を守る働きをもっています。様々な物質を異物と認識し、過剰に免疫反応を起こすことをアレルギー反応といいますが、全く無害なものに対しても免疫反応を起こす場合があります。

アレルギー性結膜炎の症状

  • 目が痒い
  • 水っぽい涙や目やにが出る
  • 目が赤くなる
  • 目が腫れる

抗原を調べる方法とは

血液検査で抗原を調べ、数日後に結果が分かります。

治療と対策

アレルギー性結膜炎の対策は、抗原を避け、可能な限り触れないことが一番のポイントです。痒くても強く掻かないことが大切で、冷たいタオルで眼を冷やすのも有効です。

花粉対策

花粉症

  • 外出時はマスク、帽子、眼鏡を装着する
  • 風の強い日は外出しない
  • 帰宅時は、衣類や髪の毛についた花粉を落としてから部屋に入る
  • 帰宅時にうがい、手洗い、洗眼する
  • 風の強い日や花粉の飛散が多い日は、布団や洗濯物を外に干さない
  • 外に干した布団や洗濯物は、よく花粉を落としてから取り込む

ハウスダスト対策

  • 部屋の掃除機をこまめにかける
  • ほこりの溜まる場所は濡れた雑巾等で拭き取る
  • 絨毯を使用しない
  • 布団は天日干し後に、表面を軽く掃除機をかける

初期投与療法

症状が出る2週間前に点眼治療をして、アレルギー反応の症状が出るのを抑えます。症状が出る前に眼科を受診すると治療ができます。

減感作療法

抗原を少量ずつ内服することで、抗原に触れても過剰に反応しない身体を作ります。アレルギーを根本的に抑えられる方法として減感作療法があります。

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